ヘラジカの贈り物 展
北方狩猟民カスカと動物の自然誌


文化人類学者の山口未花子さんがカナダ、ユーコン準州に暮らす先住民カスカの人々の暮らしをまとめた本「ヘラジカの贈り物」が出版されました。人々の暮らしを支えてきたのは極北の森に暮らす動物たち。肉を手に入れるための狩猟、動物霊との秘密の会話、なめした皮から作られる工芸品・・・カスカと動物の織り成す世界を、持ち帰った動物の皮や骨、写真や工芸品から感じ取っていただければ幸いです。




期間 7月23日(水)〜27日(日)

時間
23日(水)25日(金)27日(日)12:00〜19:00 (L.O.18:00)
24日(木)12:00〜16:00 (L.O.15:00)
26日(土)12:00〜17:00 (L.O.16:00) / 18:30〜 関連イベント

*26日(土)27日(日)には今回の展示のイメージで鹿肉料理をご用意します。



関連イベント
26日(土)19:00〜21:00(受付 18:30〜)
特別対談 本橋成一×山口未花子
 *終了しました
特別ゲストに写真家で映画監督の本橋成一さんをお招きして、「動物を殺して食べること」と題した対談を行います。
参加費:ドリンク代のみ

*イベント時にも展示のイメージでお食事をご用意します。
 ぜひお召し上がりください。

▶ 本橋成一(ポレポレタイムス社)


27日(日)15:00〜17:00(受付 14:45〜)
ワークショップ 「ヘラジカ皮のビーズ細工をつくろう」

ヘラジカ皮にビーズを刺繍してアクセサリーをつくるワークショップを開催します。
参加費:2,000円(材料費込み、ユーコンのハーブティ付き)*銀行振込 または 店頭前払い
講師:山口未花子


ご予約
「お名前(ふりがな)、携帯番号、参加される日にち(26日 or 27日)、人数(2名様まで)、お連れ様のお名前」を添えて、メールにて下記アドレスまでお申し込みください。
<ご予約の受付は終了しました>

・メールの受信拒否設定をされている場合、キチムからのメールが届きません。設定の変更をお願いします。
・1週間経ってもキチムからのメールが届かない場合、再度ご連絡ください。なお、携帯電話のアドレスに返信が届かないことがあります。PCなど別のアドレスをお持ちの方はあわせてご明記ください。





山口未花子
1976年生まれ、岐阜大学地域科学部助教。動物に対する深い関心から人と動物との関係について明らかにするため動物生態学や生態人類学、文化人類学の方 法を学ぶ。2005年より、カナダ・ユーコン準州の先住民カスカの古老より動物に関する、さまざまな実践を学んでいる。著書に『ヘラジカの贈り物:北方狩 猟民カスカと動物の自然誌』、共著に『人と動物の人類学』など。

書籍「ヘラジカの贈り物 ―北方狩猟民カスカと動物の自然誌」
世界で最も多くの動物を殺しつつ、動物への尊敬と感謝の気持ちを捨てないカナダの狩猟民カスカ。彼らと共に暮らし、狩りをし、肉を解体して食べた研究者が、動物との接し方や人と動物との関係を改めて考える。現場の写真を多数収録。
出版社:▶ 春風社
▶ Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」北米インディアンの古老に弟子入りして猟師の修行を積んできた人。



本橋 成一(もとはしせいいち) 写真家、映画監督
東京生まれ。68年「炭鉱〈ヤマ〉」で第5回太陽賞受賞。以後、サーカス、上野駅、築地魚河岸、大衆芸能など、市井の人々の生きざまに惹かれ写真に撮り続ける。95年「無限抱擁」で日本写真協会賞年度賞、写真の会賞を受賞。98年 「ナージャの村」で第17回土門拳賞受賞。同名のドキュメンタリー映画は国内外で高い評価を受ける。2作目の映画監督作品「アレクセイと泉」で52回ベルリン国際映画祭ベルリナー新聞賞ほか受賞。02年東京都写真美術館でチェルノブ イリ三部作「ナジェージダ〈希望〉」展を開催。他の監督作品に「ナミイと唄えば」「バオバブの記憶」、プロデュース作品に「水になった村」(監督:大西 暢夫)、「祝の島」「ある精肉店のはなし」(監督:纐纈あや)がある。13年写真集 「屠場〈とば〉」「上野駅の幕間」新装改訂版で日本写真協会賞作家賞を 受賞。写真絵本「うちは精肉店」で第23回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞、第61回産経児童出版文化賞JR賞を受賞。最新作は写真集「サーカスの時間」 新装改訂版。