若菜晃子×川原真由美 トークイベント
「‘山と自分のあいだ’ になにが見える?」


若菜さんとは、当時編集長をされていた『wandel』(山と溪谷社)の仕事で初めてお会いしました。
そして再び、随筆集『街と山のあいだ』で出逢い、私はすっかりこの本に魅了されました。

この本のおかげで、私は山とどんなつきあい方をしたいのか見つめ直すようになりました。
日常の出来事のなかでも、自分に合った方法をゆっくり観察するようになりました。

――――――この地上で、自分が行ける場所、立てるピークは、人生のうちでごくごく限られている。
だからこそ今の自分の居場所を客観的に眺め、自分の位置を常に確認し、自分の頭と目と足を信じて歩いていく。
そうして歩いていくうちに出会った、さまざまな自然や経験を書き込み、自分だけの地図を作っていく。――――――
『街と山のあいだ』の「地図を作る」より抜粋

これは山の話というよりも、人が生きるという地図の話だなと思う。
また違う箇所では、ああ私はあのときこんなふうに感じていたんだと、
つかめなかった気持ちを、ぴったりな箱に収めてもらったようでうれしくなる。

制作をするなかで、山のまわりのこと、本づくりのことを若菜さんに伺ってみたいと思いました。
言葉や絵を通して表現していくことについて、お互いの世界をのぞきながら。
さて、そこにはなにが見える?
‘山と自分のあいだ’ をぜひのぞきにいらしてください。
お待ちしています!

川原真由美


*お二人への質問があればどうぞ。メールで参加申し込みをされる際に、質問内容をご記入ください。
なお時間の関係で、すべての質問にはお答えできないかもしれませんが、ご了承ください。


▶︎ 川原真由美 『山と地図となにか』展
 会期:1月23日(水)-2月4日(月)







出演 若菜晃子、川原真由美

日時 1月26日(土)
開場 18:30/開演 19:00

料金
予約 1,500円(+1ドリンク)
当日 1,700円(+1ドリンク) *当日券をご希望の方は開場時間以降に直接お越しください
*フード販売もあります!


ご予約方法
件名を「1/26予約」とし、「お名前(ふりがな)、携帯番号、人数、お連れ様のお名前、もしあれば若菜晃子さん、川原真由美さんへの質問」を添えて、メールにて下記アドレスまでお申し込みください。
<ご予約の受付は終了いたしました>
○メールを送信されると自動返信メールが届きます。メールの受信拒否設定をされている場合、キチムからのメールが届きません。設定の変更するかまたは別のアドレスから再度送信してください。再送の際には「再送」とご明記ください。
○当日は先着順の入場となります。






若菜晃子(わかな・あきこ)
編集者。1968年兵庫県神戸市生まれ。学習院大学文学部国文学科卒業後、1991年山と溪谷社入社。『wandel』編集長、『山と溪谷』副編集長を経て独立。山や自然、旅に関する雑誌、書籍を編集、執筆。山と自然を扱う小冊子『murren(ミューレン)』編集・発行人。著書に『東京近郊ミニハイク』(小学館)、『東京周辺ヒルトップ散歩』(河出書房新社)、『新 世界の路地裏』『あなたに贈る花ことば』(以上ピエブックス)、『徒歩旅行』(暮しの手帖社)、『地元菓子』『石井桃子のことば』(以上新潮社)、『東京甘味食堂』(本の雑誌社)など。最新刊に『街と山のあいだ』(アノニマ・スタジオ)がある。




川原真由美(かわはら・まゆみ)
イラストレーター/グラフィックデザイナー。1965年兵庫県生まれ横浜育ち。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、広告制作会社サン・アドでデザイナーを経て独立。雑誌や書籍、広告などのイラストレーション、デザインを中心に活動。最近は『山と溪谷』や『岳人』で山の取材、文や絵を担当することも。「Event Space & Cafe キチム」のロゴデザイン。共著に『あたまの底のさびしい歌』(著:宮沢賢治・川原真由美/港のひと)、『十八番リレー』(著:高山なおみ・川原真由美/NHK出版)などがある。
www.kawaharam.com